昨今は特にコロナウイルスの影響でリモートワークで働く企業が増えてきましたが、リモートワークにおいてはホワイトボードを使った打ち合わせが難しいという課題があります。そこで今回はオンラインでホワイトボードを作成して簡単に共有できるサービス「miro」をご紹介します。
miroの使い方
アカウント登録
はじめにアカウント登録が必要です。miroの公式サイトの右上にある「無料で登録」ボタンをクリックします。
アカウント名、メールアドレス、パスワードを入力します。あわせて、Miroの利用規約およびプライバシーポリシーに同意のチェックをONの上、「今すぐ登録する」ボタンをクリックします。
続けて、6桁のパスコードを入力する画面が表示されます。このパスコードは先ほど入力したメールアドレス宛にお送りされていますので、メールを確認の上入力しましょう。
続けて、ホワイトボードを共有するチーム名を入力します。チーム名は企業名にするなど任意の名前で構いません。また、後で変更することも可能です。入力後は「設定して次へ」ボタンをクリックします。
続けて、チームメンバーの招待する画面が表示されます。この画面で表示されている共有用のURLをコピーして共有したいメンバーにお送りするか、共有したい相手のメールアドレスを入力することで招待メールを送信することができますが、後で共有することもできますので「今回はスキップ」をクリックしましょう。
続けて、miroの主な利用目的を選択します。ここで選択した内容はmiroの利用中に表示されるアドバイス機能に影響しますが、ご利用できる機能自体が変わることはありませんので、とりあえず、選択肢の中から最も近い利用目的を選択しましょう。
以上でアカウント登録は完了です。
日本語化をする
また、miroは2022年5月よりUIの日本語に対応しましたので、ぜひ日本語化の設定を行いましょう。日本語に設定するには、画面右上のアカウントのアイコンをクリックし「Setting」を選択します。
「Language」の箇所を「日本語」に設定することで各種メニューが日本語になります。これで日本語化の設定は完了です。
ホワイトボードを作成する
日本語化の設定完了後は、ホワイトボードを作成しましょう。はじめはホワイトボードのテンプレート画面が表示されます。miroではマインドマップやUML、フローチャートなどの様々なテンプレートが用意されており、これらをベースにしてホワイトボードを作成することができます。今回は白紙から作成しますので右上の「✕」ボタンをクリックします。
白紙のホワイトボードが表示されます。まずはテキストを挿入してみましょう。左メニューにあるのアイコンをクリックします。
ホワイトボード内にクリックするとテキストの入力欄が表示されますので、任意のテキストを入力できる他、フォントやフォントサイズ、文字色などを変更することができます。
また、のアイコンをクリックすることで付箋を貼り付けることができます。クリック後は、付箋色を選択できますので、ためしに黄色の付箋を選択します。
また、付箋の上下左右にある青い丸マークをクリックすることで、上下左右に並べて次の付箋を貼り付けることもできます。
また、のアイコンより四角や丸などの図形を挿入することもできます。
また、アイコンより矢印を追加することもできます。
また、手書きでホワイトボードに書き込みたい場合は、のアイコンより、フリーハンドで文字や線を引くことも可能となっています。
コメント設定後の画面は以下の赤枠の通りになります。コメントはさきほどの付箋や四角系などの図形とは異なり、入力内容が共有しているチームメンバーに通知され、各メンバー間でチャットのように追記することができますので、ToDoやレビュー時に利用できるようになっています。
また、のアイコンより、画像を挿入することもできます。ローカルPCにある画像やWebページの画像URLなどを指定して挿入することができます。
ホワイトボードを共有する
作成したホワイトボードを他のチームメンバに共有したい場合は、右上の「共有」ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されます。共有方法としては、招待したいメンバーのメールアドレスを入力して招待メールを送信する方法、共有リンクを発行して案内する方法があります。今回は共有リンクを発行する方法で共有します。「招待リンクをコピー」ボタンをクリックします。
共有用のURLがクリップボードにコピーされますので、チャットやメールなどで共有したい相手に案内しましょう。招待された方がURLを開くと、同様のホワイトボード画面が表示され、共同編集が可能となります。
なお、共有する相手が閲覧する場合も、miroのアカウント登録が必要になります。はじめにURLを開くとアカウント登録画面が表示されますので、さきほどの「アカウント登録」と同手順でアカウントを登録しましょう。
チームメンバーとコミュニケーションを行う
また、右上のアイコンから各チームメンバーとチャットを行うことが可能です。
「チャット」を選択するとチャット画面が右側に表示されます。ここでメッセージを入力すると、共有している相手に通知されますので、すばやく内容を確認することができます。
また、有料版ではビデオ会議も可能となっています。ビデオ会議を使えば、対面での打ち合わせと同じように打ち合わせをしながら、共同でホワイトボードを編集することができます。
ホワイトボードをエクスポートする
また、ホワイトボード画面左上にあるアイコンより作成したホワイトボードを外部ファイルとして出力することができます。今回は試しに画像ファイルとして出力してみましょう。「画像として保存」を選択します。
出力するファイルのサイズを選択します。無料版では「小」のみ選択可能です。あわせて、ホワイトボード内で出力範囲を選択し、「エクスポート」ボタンをクリックします。
これで、JPGファイルとして画像が出力されます。同様の方法でPDFやCSVなどに出力が可能となっています。
以上でmiroの主な使い方をご紹介しました。その他にもmiroでは様々な外部アプリとの連携や、ホワイトボードの各領域をスライドとして設定を行い、プレゼンテーションを行うことも可能となっています。
また、miroではマインドマップやアプリのフレームワークなど、様々なテンプレートが用意されているため、ドキュメント作成ツールや設計ツールなど幅広い用途でご利用いただけます。リモートワークの効率化に役立ちますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
miroの価格
miroは無料でもご利用いただけますが、無料版では300MBまでの制限、ホワイトボードが3つまでの制限があります。有料版ではこれらの制限が解除される他、ビデオチャットの利用やボードを非公開すにするなどが可能となります。
有料版は、Teamプランでは月10ドル、また、さらに企業向けにシングルサインオンなどを可能にするBusinessプランが月20ドルとなります。さらに、大規模利用向けのEnterpriseプランも用意されています。(Enterpriseプランの価格について販売元にお問い合わせください。)
miroのサイト情報
URL:https://miro.com/ja/
運営会社:ミロ・ジャパン
miroの評判
レビューを書く | |
miroを使ってみて、ホワイトボードに意見を次々と記入できて、類似の意見を分類しやすい点が良い点でした。
リモートワーク中で誰も同じ空間にいない時でも、それぞれの自宅などから自由にホワイトボードに意見を書いてリアルタイムで確認できて、同じような意見をその場で分類できて、同じ空間にいなくても話し合いを長くても30分程度で結論に導いて仕事を進められたので、ありがたかったです。