スマホやタブレットを使えば外出先でもテキストファイルを編集することができますが、ソースコードやHTMLコードをスマホ標準のエディターで本格的に編集することは難しいですね。そこでおすすめしたいのが「LiquidLogic(リキッドロジック)」です。LiqudLogicは、iPad/iPhoneでテキストファイルやWebページ、ソースコードを編集できる高機能なテキストエディターです。
LiquidLogicの使い方
ファイルを編集する
起動後の画面は以下のとおりです。こちらはiPadの画面となりますが、iPhoneでも利用可能です。右上のをタップするとサブメニューが開き、ここから新規作成や保存、既存のファイルを開くことができます。
プログラムのソースファイルを開いた例です。その他にもHTMLファイルなど、拡張子によって予約語やタグがハイライト表示されるため、見やすくなっています。
文章の部分をクリックするとキーボードが表示されます。通常の文字入力の岡、アンドゥやタブによるインデント、カーソル移動など様々な操作ができます。
右側ののアイコンをクリックすると数字や記号の入力をすることができます。
また、その隣ののアイコンを押すと+,-などの演算記号や@などの記号を入力することができます。
また、その隣ののアイコンを押すと括弧の記号や/(スラッシュ)などの記号を入力することができます。
ファイルを検索する
また、上部のテキスト欄に検索キーワードを検索することで検索ができます。検索文字にヒットする記号がハイライト表示されます。
テキスト欄の右にあるのアイコンをクリックすることで検索に一致する行のリストが表示されます。行をタップすることで該当行にジャンプすることができます。
また、その他にものアイコンより置き換えやgrep検索、grep置き換え、比較などの操作が可能です。
その他、LiquidLogicでは以下のようにジェスチャーやタップなどのスマホ・タブレット操作に対応しています。これらの操作を使いこなすことで効率的に編集を行うことができます。
操作 | 機能 |
ダブルタップ | 語を選択 |
トリプルタップ | 文を選択 |
クワッドタップ | 段落(ブロック)を選択 |
ピンチ | コピー |
ダブルピンチ | カット |
ピンチアウト | ペースト |
シェイク | アンドゥ(取り消し) |
2回シェイク | リドゥ(アンドゥの取り消し) |
外部サービスと連携する
また、LiquidLogicではFTPプロトコルサービスでの接続やGoogleドライブなどの外部ストレージサービス、Gitなどにあるファイルを開き、編集することが可能です。これらのサービスと連携したい場合は左側メニューにある「アカウント追加」をタップします。
連携できるサービスの一覧が表示されますので連携したいサービスを選択します。今回は試しに「Google Drive」を選択します。
以下の画面が表示されますので「Google Drive ログイン」をタップします。
Googleドライブのログイン画面が表示されますので、Googleアカウントを入力します。
続けてGoogleに接続してよいかの確認ダイアログが表示されますので「許可」をタップしましょう。
これで、左側のメニューに「Google Drive」が追加されます。
「Google Drive」をタップするとGoogleドライブ内のファイルが表示されます。テキストファイルを選択すると編集画面に表示することができます。
ブラウザ表示する
また、HTMLファイルの場合はブラウザでプレビュー表示することができます。左上のメニューより、をタップします。
ウィンドウを分割して表示する
また、LiquidLogicでは2画面表示にすることができます。右側にある●をタップすると分割表示用のメニューが表示されます。はじめは「通常表示」となっていますが「上下分割」または「左右分割」を選択することでウィンドウ分割ができます。
「左右分割」を選択した場合の表示は以下のとおりです。左右でそれぞれ別のテキストファイルを開くこともできます。
また、ブラウザと同時に表示することができます。プレビュー設定欄に「編集画面の上」に切り替えましょう。
この状態でプレビュー表示をすると上側ウィンドがブラウザ表示となります。HTMLの編集しながらその結果をブラウザでリアルタイムで確認することができます。
設定をカスタマイズする
また、左上メニューにあるアイコンより各種設定を変更することができます。
アプリの色やフォントの他、行番号の表示や自動保存のON/OFFを切り替えることができます。
アプリの色を「ダーク」に変更した場合は以下のようになります。お好みに応じて切り替えると良いでしょう。
以上でLiquidLogicの主な機能を紹介しました。LiquidLogicの開発メーカーはエディタソフト「MIFES」でも有名な会社ですが、LiquidLogicもMIFESと同様、高機能となっていることが特徴となっています。また、HTMLやCSSをはじめとした14の言語に対応しており、デザイン性も高いので、タブレットやスマホで本格的にテキスト編集したい方はぜひご利用いただいてはいかがでしょうか。
LiquidLogicの価格
基本無料でご利用いただけますが、無料版ではエディターで同時にオープンできるファイル数が5まで、ファイルサイズの合計 1MB、ファイラーの追加アカウント 各2個 までなどの制限があります。有料版にアップグレードすることでエディターでオープンできるファイル数 50、ファイルサイズの合計 100MB、ファイラーの追加アカウント 各50個 までとなります。有料版は月額200円または年間1000円となります。
LiquidLogicの制限
iOSのみ対応となります。Android版はありません。
LiquidLogicのサイト情報
URL:https://www.megasoft.co.jp/liquidlogic/
運営会社:メガソフト株式会社
LiquidLogicの評判
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タブレットでFTP上のHTMLやCSSファイルが編集できるのに感動しました。ハイライト表示だけでなく、キーボードで数字入力や、ショートカット操作など効率的に使う工夫が施されています。さすがMIFESのメーカーと唸らされるものがあります。強いていうとMIFESにもあるマクロ機能が使えるようにいなるともっと嬉しいです。